続編なんかいらないよ!

web 上でファンの声を眺めてみると、続編を望む声が結構あるようです。し かし、私は続編なんかまっぴらごめん派です。まず第一に、あの続き を作ったってそれはまず真中と西野のイチャラブから始まることになる。 そういう将来があるであろうこと そのものには別に文句はないですが、その姿をわざわざ具体的に描き起こし たものを読みたいかと言ったら、そんなものはまったく目にしたくはあ りません(冗談じゃないですよ)。まあ、だからこそ西野派は続きを 欲していて、「場合によっては結婚する所まで」と単純に願望を膨らませている、 という事情はよくわかりますが。

それから、東城派(あるいは、北大路派もそうでしょうが)でも続きを希望 する人が一定数はいますね。そういう人たちは東城(や北大路)に真中に対する 好意がずっと変わらず残っていて、西野との間で「真中争奪戦」が再び繰り広げ られることを期待しているわけですが、それも私は断固お断りです。 そんな未練が残っていて、中高時代と同様の関係に戻ってしまうんであっ たら、最終盤でせっかく辛い思いを振り切った東城の気高い想いと決心、その後 の再起と成長をぶち壊しにしてしまう。あのクソロクでもない終盤の、 たった一つと言っていい救い(仮初のものであったとしても)を、ほとんど無意 味なものにして色褪せさせてしまうようなことは絶対にして欲しくありません。 それは、東城派が自ら東城を裏切ることになってしまうじゃないですか。それに、 それだとせっかく「相手を決めた」はずの真中の決心や、諸々のことに心の整理 をつけた西野の決意までもが意味を失ってしまう。それも絶対にして欲しくない です。

同じ理由で、東城派による「その後」の二次創作というのも、私はほとんど 評価できません。そうやって「東城の、真中に対する未練」なんてものに惨めっ たらしく縋ったりするから、安易で自 己中心的な西野派に結ばれたら幸せで他は不幸せって考えている カプ厨には、東城を幸せにするのは難しいだろうな〜などと見下されてしま うんですよ。そういった、自分の身勝手さに気づいてすらいない視野の狭い 西野派に、その考えの浅さ・思い上がりを思い知らせてやらないでどうするんで しょうか。

本編後の二次創作として辛うじて許容できるものは、10年経った今でも 「ラストシーンは 君と」しか私は見出せていません。これは、東城が一度は完全に真中のこと を吹っ切っていた(つまり、「未練」があったわけではなかった)、という話に なっているので、何とかギリギリ認められますが、これが限界ですね。やはり、 「雪の日の別れ」以降の東城の気高い決意と再起を台無しにしてしまうような二 次創作は無条件で落第とせざるを得ません(それが、 トップページのリンク集で、東城派による「本 編後」の二次創作にほとんどリンクを張っていない理由です。今の所、私の目に 止まる範囲内では、「ラストシーンは君と」以外は全部それに引っ掛って何の価 値もない駄作になってしまっています)。

やはり私が欲するものは「続き」ではなく、本編の途中から枝分か れするパラレルストーリー、アナザーバージョンただ一つです。河下 先生がそちらでちゃんとした「東城の想いが存分に報われる」話を描いてくれさ えすれば、東城派は(少なくとも私は)頭の中で勝手にそちらを「真の結末」と 認定して満足に浸れますから、それで十分です。

続編の公式アナウンス [2017,3/27]

だから 続編なんかいらないと言ってるだろうがああ!!!(笑)

しかし、現在の連載作はどうするんでしょうね。もう畳んじゃうんでしょう か。そうではないことがわか りましたそれとも同時進行?( 河下センセの手の早さなら、アシ スタントに恵まれれば月刊なら同時進行もできないこともないのかな…)可能性 としては、連載は連載でも「短期集中連載」なんでしょうか。それならまあわか りますが。

そして、もっと重要なこととして、一体どんな内容にするつもりなんでしょ う?「続編」「EAST SIDE STORY」という報道通りだとすると、東城がメインに なるんでしょうが、だとするとあの後描くべきことなど特にないですよねえ。そ ういう意味での「東城の物語」は綺麗に終わっていて、卒業から4年間の話にし ろ、「4年後の再会」の後の話にしろ、これ以上の話は蛇足です。それに、それ だとファン層の大多数を占める西野派にとっても、少数の東城派にとっても需要 は乏しく、一体誰に向かって描くのか謎です。また、 “過去作品を 一切振り返らない性格”という桃栗センセの性分からすると、「作者として まだ描きたいことが残っていた(新たに浮かんできた)」ということもないでしょ うし。

数日前から噂は目にしていたものの、そういう事情を考えると到底信じられ る話ではなく、おそらくガセだろうと思っていたのですが…。まあ続報を待つと しましょうか。

【追記】 後から思ったことですが、「次世代の話」にす る、という可能性がありますね。その場合、「EAST SIDE STORY」という副題か らすると、東城の娘がメインになるのでしょう。

あと、話は思いっきり逸れるのですが、副題が ドラマCD5の「EAST SIDE」「WEST SIDE」 と共通していることを考えると、ドラマCD5の副題は河下先生が付けていたんだ ろうな、と推測されますね。

「なぜこの時期になって今さら突然?」についてですが、ひょっとしたらジャ ンプ移籍時に誘ってくれたという編集者が、今は GIGA にいて声を掛けた…とい う事情があったりするのかも、という可能性に思い当たりました(いや、ジャン プ系の編集者の異動情報なんか全然知らない(追っかけていない)ので、何の根 拠もない思いつきの当てずっぽうですが)。[2017, 4/20] 河下先生自身がちょっと語ってく れました

そう思ってみると、

今日は少年マンガ時代の担当さん、一昨日は少女マンガ時代の担当さんと会った。懐かしい人に会うっていいですね。楽しかったし、いろいろ刺激ももらったし、マカロンももらったのでさっき食べました pic.twitter.com/tNZwfHYFgH

— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2017年2月5日

少年マンガ時代の担当さんというの はそれなんじゃないかなあ、という風にも思えてきます。

【再追記】 ああ、 大体の疑問点については、河下先生自身が説明されてましたね。

らしいというのは記事を目にした方々と私の受け止め方が若干違っているからです。
まず今回の「連載」は「続編」という感じではなく、どちらかというと「番外編」だと私は思っています。

— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2017年3月27日

そして「連載」ですが、私は現在他の雑誌で別のマンガを連載中なので、いちごに関しては少なめのページでの短期連載になる予定です。そういう訳でボリューム的にも「番外編」だと思っているのです。

— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2017年3月27日

あと「群青に〜」はとりあえずまだ終わらないよ!

— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2017年3月27日

やはり短期連載なのですね。控えめな分量で番外編的な内容というと、やっ ぱり東城の後日談的な話を少しだけやるんでしょうか。それとも娘の恋模様を匂 わせる程度の話?いずれにしろ、私が懸念していたようなひでえ話には、なると してもそれほど傷を深めるようなことにはならないようで、そこはちょっとだけ 安心しました。

まあ、東城が新たに小説を書いていこう、と決意するまでの話…あたりです かねえ。

ちなみに、

2017年もあっという間に3月。この春は他誌にも少しだけですがお邪魔する機会をいただきました。発売日が近くなったらまたお知らせします(^o^)

— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2017年3月3日

というのはまさしく今回の話だったんでしょうね。

[2017, 4/3] ふーむ、 やはり娘世代の話?東城本人とは若干雰囲気が違うような気がします。これ が10年以上経つうちに画風が変化したものなのか、別人として描いているのかは 判断が難しいですが、個人的には別人に思えますね。(つーかあの衝撃の発表か らもう1週間経つんですか。早いよ)

まあ、「続編」であっても12年も経てば河下先生がこうやって描く気を起こ してくださることがわかったので、さらに12年もすれば東城ルートの分岐話に手 を染める気まぐれを起こしてくださるかもしれない――という希望を今後12年間 の生きる支えにしていくとしましょうか(そこまでなのか(笑))。

その後の展開

なるほど、今回のいきさつはこういうことだったんですね。

ジャンプGIGA発売10日前ですね〜。
改めて、何故2017年の今になっていちごの続編を描くことになったのか?というと…→

— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2017年4月17日

→1月半ば、5分で消したツイートがありました(見た人いるかな)。「月10ページでラブコメ連載したい」というような内容をつぶやいたんです。毎日男ばっか描いてたので女の子描きたいな〜と思って。でも現実になったら大変だと思って即消したんですが…→

— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2017年4月17日

→それをたまたまジャ●プの編集さんが見ていて、その方がたまたま4月売りのGIGAを担当するということで、いろいろあって今回の連載に繋がったという…。
ツイッターって怖いですね!怖い!怖いよー!

— 桃栗みかん/河下水希 (@m_momokuri) 2017年4月17日

「現実になったら大変だ」→現実になる、の流れがコントみたいで面白いで すね(笑)。


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井汲 景太 <ikumikeita@home.jcom.ne.jp.NOSPAM.>(迷惑メールお断り)
最終更新日: 2017年4月20日