第12話 涙の100連発
今回も感想は箇条書きで。
- ユキの宇宙人キャッチ。相変わらず電波の受信状態は良好なようです。
- ついに明かされた魔球の名称。木戸の口から語られたその名はなん
と“イナズマボール”!!初めてこれを聞いた時は
「イ、イイイイナズマボール!?!?!?なんじゃ
そのストレートなネーミングわ!?」と驚いたものです。これだけベタ
なネーミングをしてシレッとしていられるセンスはやはり只者ではあり
ません。やはり原案の伊達氏の命名なのか?(笑)
- 畑仕事をする涼を見かねて手伝おうとする誠四郎ですが、「ダメだった
ら!ひとりでやるの!」と体よく追い払われてしまいます。ああ、あく
までも可哀想な誠四郎。
- 高杉のセリフの「大会の地区予選」という言葉に反応して落ち込んでい
く涼。この時の長沢美樹さんの芝居も絶品。
- そして、突如「見損なったぜ、ガンモちゃん」と尊大に振る舞う高杉。
ここでの豹変ぶりは何だか余りにも唐突に思えます。ところで、高杉役
の子安さんは学生時代野球部だったそうで、このセリフにも実感がこもっ
てましたね。ピッチャーだったのかどうかまでは知りませんが、多かれ
少なかれ同じようなことを感じて試合に臨んでいたんじゃないでしょう
か。
- 「練習遅れちゃう〜」と焦る加奈子。やけにでかい本だと思ったらカツ
ラ入りだったのか(笑)。「もういや、こんな生活…」というセリフが
あったので、「近々加奈子が正体を明かす時が来るんだな」とピンとき
ました。どういう展開にするんだろう、と思ってましたが、それは意外
に早く、14話で明らかにされましたね(もう
ひとつ次の試合くらいかと思っていました)。
- 他のメンバーが練習してる中、涼一人だけが畑仕事で抜けてますが、い
いんでしょうか?涼の姿が見えなくて、みんな不審には思わないのか?
(笑)
- なぜか真央にだけつらくあたるいずみ。なぜ?聖良のよーに、まず陽湖
にこそその矛先を向けるべきだと言ってやりたい(笑)。ひょっとして
いずみは陽湖に弱味でも握られてるのだろーか(笑)。
- いずみは「一球も取れなければ、チームから去る」なんて条件を付けて
ますが、代わりのキャッチャーの当てはあるんだろーか?確かに真央が
涼の球を取れなければ勝ち目はないだろうけど、そもそもキャッチャー
がいなかったら、勝ち目のあるなしの以前の問題だろーに。わがままな
お嬢様の後先考えない言動にも困ったものです………と最初は思ったん
ですが、このときのいずみは実はいざとなったら自分がキャッチャーを
かって出るつもりだったのかも知れませんね。
- プリ9きっての名曲のひとつ、「傷だらけのエース」の初出はこの12話
だったんですね。イントロ部分だけですぐ「炎の魔球、イナズマ・ボー
ル!」にバトンタッチしてましたが…。12話はたいして面白い話ではな
く、シリーズ終了後にちゃんと通して見返したのが今回初めてだったの
で、ここが初出だったことに全然気づいてませんでした(今までは
13話ラストが初出だと思っていたのです…)。
- 12話は他にも初出 BGM の目立つ回でした。上述の「炎の魔球…」もそ
うですが、私が好きで好きでたまらない CD 未収録曲、
23話9回表のシーンと、
26話・涼対高杉最後の対決の前半部を飾った
あの曲も、実はこの12話が初出だったんですね([2005, 7/24] ついに、CD Vol.3 に収録されまし
た。曲名は「私たちの戦い」)。鍬を振るう涼とナイン
の練習風景がカットを切り返しながら積み重ねられていくシーンでかかっ
てました。「炎の魔球…」の方はここが初出であることは一応ちゃんと
意識していたんですが、後者は
「ネット裏」でのコメントを読むまで、これまた初出は23話だとば
かり思っていました。しかし、「宏樹のテーマ」の変調バージョンだっ
たとは…私も全く気づいてなくて、わざわざ天野さんがこの一曲のため
だけに書き下ろした新作かと思ってました(笑)。
- 小春「いずみの言うことも的を得ちゅうきに」ちょっと待った。的って
のは、得るもんじゃなくて射るもんなの(笑)。的なんかもらっても嬉
しくないでしょ?得るのは「当」。
- 相変わらず作画のヘタレ具合は直ってなくて、例えば「真央!しっかり
目を開けて!」と涼が叱咤するカットのヒドさは象徴的ですね。なぜ涼
がニコついてるの?おそらく音声の収録現場で意思統一が図られたので
しょう、長沢美樹さんの芝居はちゃんとこの場面にふさわしい激しい声
になってました。だから、作画と芝居の乖離が特に際だってます。
- いずみ「バットを振らない状態で取れても意味ないわ」でもいずみさん、
バッターボックスから足がはみ出てますぜ(笑)。「ただ、足でまとい
は困るだけ」ってお得意のセリフ回しでごまかそうとしてもダメん。
- さて、涼に相手投手との握手を勧める高杉ですが、結局彼の言う「いい
こと」って何だったんでしょうね?やっぱり、高杉も「オンナのコ作戦」
を企んでいた、ということなんでしょうか?
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井汲 景太 <ikumikeita@jcom.home.ne.jp.NOSPAM.>(迷惑メールお断り)
最終更新日: 2005年7月24日