おキヌちゃんの遺体を初めて目にした早苗が、横島を殴りつけるとともに口 にしたセリフ。元ネタは、高村薫の小説「マークスの山」。過去に南アルプス で起きたある事件を背景に、東京を舞台に行なわれる残虐な連続殺人事件。犯 人を追う刑事たちと、犯人の内面を描いている。犯人はとある理由から、自分 に「マークス」というもう一つの名を与えている。 山で死んだ人物を密かに地中に埋めるシーンがあるので、早苗はこれを連想 して「マークス野郎」と言ったのだろう。もっとも、作中ではこれをやったの は「マークス」ではなかったが。Forward - 次のアーティクルを読む