『マジカルミステリーツアー』の中で、おキヌが美神のロボットに憑依して、神通棍の一撃で敵・悪魔アラストル(実は数匹の低級霊がロボットに憑依したもの)を倒します。
結界の中では生霊のおキヌはパワーがでないけれども、アラストルのように「機械の助けを借り」ればパワーが出せる、ということらしいです。この理屈はイマイチよくわかりませんが。まあいいでしょう。
しかし、おキヌがそれまで、神通棍を使いこなしたことなんてあったでしょうか? おキヌがお札を使って妖怪を退治した(『賢者の贈り物』でのハロウィン妖怪など)ことはあります。しかし、おキヌが(ネクロマンサーの笛で優しく成仏させることはあっても)、自らの霊波・霊力を放射して悪霊や妖怪を退治したことがあるでしょうか?
なのに、なんでロボットに憑依すると、神通棍を使いこなせるようになるんでしょうか。
それに第一、あれは本物の神通棍ではないでしょう。本物の神通棍には柄に精霊石が仕込んでありますから、ものすごく高価なはず。そんなものをただのアトラクションロボットに持たせるはずがありません。(美神はお札も安物を使うほどケチッていましたからね) ということは、見かけだけ神通棍に見せた、ただの棒でしょう。
ところが、おキヌが憑依した美神ロボットの持つ神通棍からは、明らかに霊波が放射されています(輝いているような描写があります)。
どうしてロボットに憑依すると、ニセモノの神通棍で悪霊が退治できるんでしょうか?