> でも、本当にそうなんでしょうか? 『フンだ……!!』というのは、実は(馬の)フンだ…ということでは?
発想としては面白いと思いますが、深読みしすぎでしょう。
風邪薬ではなくて馬糞だったとしたら、二度目に会った時(「白き狼と白き狐!!」)の横島クンのアクションが不自然です。ニッコリ笑ってタマモのケガを気づかうセリフはとても出てこないでしょう。少なからず根に持っていることと思われます。
単に横島クンたちが気づかなかっただけだとしたら、今度はタマモが風邪薬と偽って馬糞を置いていった意図がわからなくなります。狐が人を化かす場合、人は何らかの形で化かされたことに気づかされます。そうして戸惑う、あるいは怒る人間を陰から見てほくそ笑むのが狐のやり方です。
もちろん解釈の可能性としては完全に否定はできませんが、椎名先生にそういう意図がなかったということは言えそうです。その設定を利用してオチをつけているわけでもありませんから、意味がないのです。