> でも、長野だとすると、長野が震源地の地震で東京が壊滅したり、長野から花粉が飛んで東京が麻痺状態になったりするのは、ちょっと遠すぎて不自然では?
地震そのものは東京では震度2程度であり、それに因る
被害は「神社、仏閣だけがなぜか壊滅的な打撃をうけてい
る」(コミックス第19巻176頁参照)のみです。それが実
に奇妙な現象であったからこそ、霊障の疑い有りとみてオ
カルトGメンが動いた訳です。
そして、東京が花粉によって麻痺状態になった(令子た
ちを足止めすべく比女が江戸[東京]を人質とする為の策
略なので、時間の問題とは謂え壊滅とまでは行っていない。
第20巻116、122頁参照)のは、地脈を通じて地中から
出現した死津喪比女の分身の花がバラ蒔いたからであって
(同66、107頁参照)、花粉の発生源が震源地に在る訳
でも、花粉と地震に直接の関係が有る訳でもありません。
よって解放さんの指摘では長野説を否定できない、と想
います(以上、『スリーピング・ビューティー!!』篇より)。
当然、秩父説も可能性としては残っているでしょうね。
では、ここでもう一つの手がかりらしき物をば。
人骨温泉スパーガーデンの支配人?らしき男性ののセリ
フを引用します。
「うんにゃー、/ウチに出るのはムサ苦しい男ですわ。/
そったらめんこいおバケなら、かえって客寄せになるで。」
(『美神除霊事務所出動せよ!!』第1巻15頁より)
この男性が地元の出身である根拠はありませんが、この
温泉地の田舎じみた状況を表現する為の口調であったとす
れば、これがこの土地の言葉である可能性はそれなりに高
いのではないでしょうか。
ぼく自身にはこの言葉に含まれる単語の分布についての
知識が有りませんので、できれば識者の見解を仰ぎたいの
ですが……他力本願ですが、どなたかお願いします。