> おっしゃる通りです。あれでメドーサが死んだと思っている読者なんて、一人もいないんじゃないでしょうか。いえいえ、椎名センセイだって、そのうちまたメドーサは再登場させよう、と考えてのヒキだったに違いありません。
これは同感です。私もあそこでメドーサが死んだとは思えません。
> コロンビア号の通信が途絶したとき、速度は6.2km/秒だったそうです。
> 横島やメドーサが持っていた速度がこれより速かったとしても、11.7km/秒で空を(それも大気の濃い地表近くを)飛ぶことのできるメドーサが、大気との摩擦熱で燃え尽きたりするはずがありません。
> それどころか減速し、スイスイ飛んでフンワリ地表に降り立つことができたはずです。
これはちょっとどうでしょうか。エンキドウさんが超加速は通常速度の600倍、と考えたのは、月面でのライフル弾の動きがヘロヘロノロノロになっていたことから計算されたものです。
しかし、月面は真空なのですから、真空中で秒速10キロ以上で動けるからといって、地球の大気中でも同速度で動け、しかも空気との摩擦熱にも衝撃波にも平気である、と考えるのは論理的におかしいでしょう。
反射神経とか動体視力とかは600倍になっていても、飛行速度は空気抵抗の為にそれほど速くは飛べない、という可能性はおおいにあります。また、高速度で大気中に突っ込めば摩擦熱や衝撃波で大ダメージを受ける、という可能性もあるでしょう。
> まあ、メドーサも疲れきっていて超加速はできなかったかもしれませんが、それでも死ぬようなことはなかったのではないか、と推測するのが自然でしょう。
とはいえ私も、横島が死ななかった以上はメドーサだって死ななかったはずだ、とは思っています。
> 「アシュ様、お願いでございます。今一度、今一度の機会を … 」
> 「失敗は許さぬ。無能な者は死ね。殺れ、ルシオラ」
> 「はいっ」
> グサァッ! ウギャアァァァッッッ!!!
むしろ、自決したんじゃないかなあ。メドーサは殺し屋ですから、アシュタロスの部下ではなく、雇われた関係のはず。プロとしての誇りを傷つけられ、自ら死を選んだのでは。