「私を月まで連れてって」のラストで、メドーサは地球の大気圏突入時に横島と戦い、熱遮蔽板に弾き飛ばされてそのまま宇宙の彼方に消えます。
これでメドーサは死んだのか? 「ジャッジメントデイ」でコスモプロセッサによってメドーサはよみがえり、「再生怪人は弱いってのがお約束なんだよッ」という横島の言葉とともに、(滅)の文殊によって消滅します。
ということは、やっぱあの大気圏突入時にメドーサは死んでいたわけですよね? 死ななきゃ再生できないんですから。
でも、横島だって「竜神の装具を身に付けているのよ、きっと生きてる」という小竜姫(?)の言葉通りに、生きて帰還しました。だったら、元から竜神そのものであるメドーサが、どうして生還できなかったんでしょうか?
美神や横島との戦いで、霊力を消耗し尽くしていたから?
でもそれは横島も同じです。美神の乗ったカプセルに(冷)の文殊を使ったのが「一個だけ間に合ってよかった」なのですから最後の一個だったのでしょう。つまり霊力を消耗し尽くしていたのです。
マリアの体の頑丈さや冷却材があったにせよ、横島生還,メドーサ死亡,という差を説明するには、足りないように思うのですが……。