そんなに難しく考えることないんじゃないかなあ。マリアの設計図が見つかった以上、その素材を作る技術についても、ちゃんと(便所紙に使おうと思った)本の中に詳細に記述されていた、と考えても不思議ではありません。
テレサは、単なるマリアの複製ではありません。現代のロボット工学やサイバネティクスを大いに利用し、魔法科学の使用を最小にしています。ということは、材質に関しても失われた魔法科学で作った材料ではなく、現代の工学技術で使用する材料を使ったのではないでしょうか。
300年ぶりに、資金が不足している状態で、しかもマリアとは違う技術で人造人間を造るのですから、テレサは「試作品」的なものになることは否めないでしょう。ということは、失われた材質を復活させることに時間や金を費やしたりせず、てっとり早くジュラルミンやチタン合金,FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)などを使用したのでしょう。
では、「私を月まで連れてって!!」で宇宙空間からの落下でボロボロになったマリアの体が、金も莫大にかかるだろうに、どうして「失われた材質(超合金?)」で復活したのか?
それはやはり、金塊をもらって大儲けをした美神が、カオスに大金を払い、カオスは「これはマリアの修理代じゃろう。ギャラは別にもらえるんじゃろう」と勘違いをして、マリアの修理に全部つぎ込んだのでしょう。某国(ロシア?)の最先端技術を利用させてもらい、科学者と協力して「失われた材質」を再び合成したのではないでしょうか。
うーーん、特許権はロシアと共同になっちゃったかなあ……。