適当な推測ですが、魔鈴めぐみが協力して、失われた魔法技術を復活させたのではないでしょうか。
私は前々から思っているのですが、どうして魔鈴めぐみはドクター・カオスともっと交流を持たないのでしょうか?
魔鈴めぐみは一種の天才で、失われた古代の魔法技術を次々と復活させているのだといいます。事実、「青き稲妻」と「炎の狐」の2本しか残っていなかったはずの空飛ぶ箒を、復活させて平然と料理の出前に使っています。
魔鈴めぐみはイギリスに留学し、大学で中世魔法技術の勉強をしていました。一方ドクター・カオスはそのイギリスの大学で、130年前のことですが教鞭を取っていました。
同じ大学ではないかも知れませんが、カオスはなにしろ「ヨーロッパの魔王」です。不老不死の秘法を発見し、プロフェッサー・ヌルを退治し、吸血鬼ブラドーを封じ込め、人造人間マリアを造り、カオス・フライヤー1号を発明し …… 魔法科学の世界では、知る人ぞ知る天才錬金術師・魔法科学者の超有名人です。
だとしたら、イギリスでもいろいろ活動していたであろうカオスのことを、魔鈴めぐみが知らないとは考えられませんし、そのカオスが生きていて日本にいる、となれば興味を持たないとは思えません。
カオスはすでにボケ老人…ではないので、単に長生きし過ぎて昔の記憶がトコロテン式に消えてしまっているだけです。マリアをコツコツ改造したり、ルシオラ達の自滅機能を除去したりと、まだまだ魔法科学者として現役のようです。
どうして魔鈴めぐみはカオスのアパートを訪問し、家賃なんか代わりにポンと払ってあげて、「いろいろ教えてくださいね。おじさま…ウフッ」と言わないのでしょうか。
実は、魔鈴めぐみはとっくにドクター・カオスの元を訪れ、いろいろとカオスの知識を吸収し、その代わりにマリアの構造や材質などを調べ上げて製造法を研究し、カオスとともにその失われた製造技術を復活させているのではないでしょうか。
まあ、厄珍も協力しているのかもしれませんしね。