Iholiさん、こんにちわ。
> ピートは……自身がブラドー島民のカンパで通学する身
> であり、また教会のささやかな経済状態も支えなくてはな
> りません。第一、そんな事ができるのなら自分たちの為に
> やっているでしょうが……そもそも彼はそこまで器用な青
> 年でしょうかね。
うーん、ピートには、何もしなくても毎日女の子から「食べて下さい!」というお弁当の差し入れがあるのですから、カンパ箱を持ってただ立っているだけ(小鳩ちゃんを助けよう! とかの事情は横島とタイガーが横に立って説明)で、ドカドカとカンパは集まると思いますがねぇ。
また、CMの中では結構名演技をしているので、器用さはあると思います。
ピート達が貧しいのは恒常的なものですから、ピートが自分の生活のためにカンパを集めたりしたら、ずーーーっと同じことをし続けなければなりません。それでは「乞食」になってしまいます。もしくは、「そんなみっともないことしなくても、生活費ならおねーさんがなんとかしてあげるわよ。ウフフッ」とか保健室の先生が…。
> 校長は……バイトを許可してくれましたし、小鳩が利用
> している奨学金制度も学校主催のものかも知れません。彼
> 女に寄せる同情の程をみても、それが彼の立場でできる事
> のせいいっぱいなのでしょう。そもそも個人的な好悪で特
> 定の生徒に肩入れするのは、教育者として問題となります
> (実際『売り逃げ大作戦!!』でも忠夫への対応との比較で
> ネタになっている。コミックス第19巻45頁参照)。
ここなんですが、学費を一ヶ月分滞納したからといって、それでもう入学取り消しなんでしょうか? ポケットマネーは出さないまでも、「一ヶ月待ってあげる」くらいの判断を下す権限も、校長にはないんでしょうか?
> 令子は……どんな「はした金」でも絶対にそういう使い
> 方をしないのは第36巻『賢者の贈り物!!』を観れば明らか
> です。彼女の財産は己の能力に見合った命がけの仕事の代
> 償であり、自負の象徴でもあるそれを廉売りするような行
> 為を彼女は殊更嫌悪するのでしょう。
>
> 安易な慈善事業をした所で、結局は己の虚栄心を満たす
> のみで、根本的には本人たちの為にならない……だからこ
> そ、仲間たちの心からの尽力が輝くのが『極楽』の世界観
> なのだと、ぼくは想います(慈善事業が悪だと謂うのでは
> なく、本人の自助努力を欠いた安易さが駄目なわけで)。
なるほど、『賢者の贈り物!!』というエピソードありましたね。『野菜の人!!』の中で「言えばお金くらい貸してあげるのに」という台詞があったので、ついこう書きましたが、唐巣神父の場合とはケースが違います。
ここで問題になるのが、「自助努力」とは何か? です。このCM作戦の中で、小鳩の役割はごくわずか。バーガーを持って美神の後ろで顔を引き攣らせていただけです。
ましてや、この問題の当の責任者である貧ちゃんは何もしていません。
仮にCM作戦が大成功しバーガーが完売したとして、それははたして小鳩や貧ちゃんの自助努力でしょうか? それよりも美神が小鳩に金を貸し、利息をキッチリ取り、小鳩はそれを返すべく一生懸命にアルバイトをする ── これこそが真の「自助努力」ではないでしょうか。
> > まあ、最後の手段は、ブルセラショップに小鳩がパンツを売るという手ですが、これはちょっと…。
>
> ええ、そんな事をしたら、自分が履く分が無くなってし
> まうでしょうからねえ……(無論ネタですので、「売り上
> げを元手に……」とかツッコまないよーに(苦笑))。
あっ、この件は、ブルセラショップではかわりのショーツをちゃんとくれるものだそうです。
> それこそ自助努力を奨励する世界観とは離れますし、小
> 鳩の人格を考慮してもそうなる可能性は薄いのでは。今ま
> で通り、学校へ通えない生活に戻るだけでしょうね。
これはその通りだと思います。