> 「これは!」
> 「ウム。君らが集めてきた魂を集めて造ったエネルギー結晶だ。
> こーやって魂をくべてこいつを育てるのが俺の仕事なわけだ」
> 「魂を養分にして育ってるのね…!?」
> 「もう二千年もこれを続けてるが、やっと60%の出来だな。
> 完成まであと千年はかかるだろう」
>
> この会話から見れば、エネルギー結晶の出来が60%と言っているように思えますが。
> 絵としてはここに「究極の魔体」の姿が重なりますから「究極の魔体を育てている」とも見えますが、そうだとしても、両方とも魂を原料に育っている、という意味なのではないでしょうか。
でも「魂の結晶は魂を養分にして育つ」と云う表現は些
か違和感が有りません? これは「氷(水の結晶)は水を
養分にして育つ」と言うようなもので、普通は「養分」な
どとは言いません(「材料」とか「元」とかなら解るが)。
それに引用された会話は直前に魔体のアップのみのコマ
を配し、その上で直後にこう続きます。
「ふーん…よくわかんないけど私たちが集めた魂はこのデ
クノボーを造るために使われてるのか…」
(「デッド・ゾーン!!」第22巻153頁)
当然このデクノボーとは魔体の事を指しますから、直前
の問いと答えが魔体に関する事のみであった、と解釈する
方がより自然だと想います。
仮に、件の問答が魂の結晶について触れた物だとしても、
以降の展開でその完成度についての言及が一切無い事から、
設定としては殆ど無意味な物になっている事でしょう。
よって、ぼくはケイイチさんの意見に賛成です。
それより「魂を養分に〜」の直前の魔体のアップのコマ
を無視して会話だけ繋げて解釈するのはどうでしょうか。
小説なら地の文を無視するようなものだと想うのですが。