ルシオラたちの山荘のアジトを脱出した横島は、2日かけて東京都庁下のGS本部に戻ってきました。
西条「脱出してからここへ来るまで二日……なぜ、すぐに知らせなかった?」じと。
横島「だーかーらー! 金を一銭も持ってなかったんだってば! 電話もかけられんしメシも … 」
西条でなくても納得できません。まず、アジトだった山荘は、どこにあるのかよく分かりませんが、海岸沿のちょっと小高い山奥 ─ 例えば伊豆 ─ というような感じです。山荘から麓の町まで歩いて何日もかかるとはとても思えません。車の通る道路はあるのですから、道沿いに歩いて行けばどう考えても朝までには町につけるでしょう。すると交番もありますし、公衆電話は基本的に警察への緊急連絡は無料でかけられます。あの時点で横島はおたずね者ですから警察は敬遠したとしても、コレクトコールという手がありますから10円玉一枚あればGS本部まで電話はかけられるはずです。その10円玉も返ってきますので、コンビニなどでわけを話し(全部本当のことを言わなくてもいい)、電話をかけてから返してもいいはずです。
また、横島はルシオラと麓のスーパーマーケットで買い物をした時、チラリと公衆電話を見て(隊長に連絡してさっさとズラかろう)と考えています。ということはこの時点では10円玉を持っていたはずです。その後なくす理由もありません。
どうしてなんでしょう?