「ゴルゴ13」の『軌道上狙撃』の中で、ゴルゴは銃職人にM16ライフルを、「宇宙空間で使える銃」に改造させます。
この中で銃職人は、「銃身はショットガンと同じスムーズボア(ライフリングがなく、ツルンとしていること)にした。宇宙空間では空気抵抗はないのでな」と言っています。
空気がない場合、空気抵抗のため弾丸の向きが不安定になる、ということがないため、スピンを与える必要がないのです。
それどころか、弾丸が流線形をしている必要もありません。火縄銃のような、球形の弾丸でもいいのです。
ところが、「GS美神」では、『私を月まで』の中で魔族ライフルの弾丸は、メドーサの腹を貫いた後、スピンしている様子がはっきりと描かれています。
なんで摩擦を大きくし、エネルギーを浪費する不必要なライフリングをつけているのでしょうか。