横島は、一時的にとはいえ、小笠原エミの除霊事務所で助手として雇われていました。その時の契約条件として、
「年俸2000万,完全週休2日,希望すれば社宅としてマンション提供」が示されていました。
これって本当だったのでしょうか?
もし本当であったならば、その後に助手となったタイガー寅吉が、「ううう … タンパク質が食べたいノー」などと言って、昼休みの食事時に梅干し入りドカベンしか食えないほど貧乏というのは、どういうことでしょうか。
「タンパク質が食べたい」ということは、卵,豆腐,納豆程度すらもおかずに買えないのでしょうか? あるいは、吉野家の牛丼も食えないんでしょうか?
タイガー寅吉は、エミの事務所に雇われた当時の横島と比較して、
・ 体力では遥かにまさっている。つまり霊体撃滅波を使う時の“肉の壁”として遥かに優秀である。
・ 横島の時は、ヘンリー,ジョー,ボビーと合わせて4人で肉の壁を作っていた。寅吉は一人でやっているらしい。
・ 寅吉はすでに霊能力を持っていた。特に、幻覚を見せる精神感応という、非常に役に立つ特技を持っていた。(実際、地獄組組長を自首させたのは、寅吉の幻覚の力)
・「女、女、女〜ッ」という煩悩パワーも、横島と同レベルと思われる。
・ キマイラを脅えさせたように、単純な霊的エネルギーでは、エミよりはるかにまさっているのではないかと思われる。
以上から、横島よりもずっと高い給料で雇ってもらえてもよさそうなものです。
仮に、年俸2000万の10分の1、200万しかもらっていなかったとしましょう。年間で学資に50万,アパート代に50万使っていたとしても、それでも食費その他の生活費は月に8万3000円です。卵くらいは買えるんじゃないでしょうか。ということは、寅吉の年収はさらにもっと少ないはずです。
ということから考えると、横島の年俸2000万という契約は、信じられないのですけれど。
それとも、契約の神エンゲージは、横島が契約を破った時には「死と地獄ゥ」ですが、エミが破ってもな〜んにも言わないのでしょうか …… 。