> > > まあ、そんな弱い奴になんで前は美神が負けたか、という問題はありますが、それは“勢い”というものでしょう。
>
> 作中で示された令子敗北の理由としては、「さすがに多勢
> に無勢」であり、「並のゾンビと違って丈夫で動きも素早く、
> 知能も高」かった、その上勘九郎の指揮もあった、と云った
> 所が挙げられるでしょう(13巻126頁、14巻17頁参照)。
> そもそも同じゾンビ軍団相手でも、令子たちが苦戦した場
> 合とそうでない場合では味方の数も装備も異なりますので、
> 双方を単純に比較評価するのは難しいかと。例えば令子たち
> が優勢な場合は何れも仲間たちの加勢があり、更にそれまで
> のゾンビとの対戦経験やメドーサからの情報、新装備(ヌン
> チャク)などの好条件が重なっています。
> とまあ、こうした作中描写のひとつひとつが物語展開に説
> 得力を与えていると想うのですが、如何でしょうか?
>
ゾンビはしょせんは魂のない死人です。自分の霊力というものはなく、他人の霊力で人形のように操られる存在です。
当然、強い霊力を持った霊能者に操られればゾンビは強く、そうでなければ弱いということになります。
1回戦では、美神がゾンビ軍団と戦っていた時、同じアジト内のすぐ傍にメドーサがいました。ゾンビ軍団を操っていたのは直接には勘九郎でしょうが、やはりメドーサの霊力がゾンビ軍団のエネルギー源であったろう、ということは想像がつきます。
2回戦では、美神がゾンビ軍団を「どけザコども!」とぶっ飛ばした時、メドーサはアジトを飛び出して小竜姫と戦闘中でした(勝った直後くらい)。当然、ゾンビ軍団はメドーサの霊力をエネルギー源にすることはできなかったでしょう。
だから、2回戦でゾンビ軍団は弱かったのです。