> 20世紀末のマリアは200kgですが、人型であるにもかかわらずこの重量になったのは、カオスが重量より性能を重視したためと思われます。
> 素材はゴミからでも入手しやすく加工も容易な「鉄」系素材に魔法的処理を施したものと思われます。
>
> 一方、ホームズと会った時点では木、布、肉等が多用されてた可能性があります。
「19世紀のマリアは現在よりも軽かった」とするならば、
『鋼鉄の姉妹!!』でテレサがマリアを「ふーん。/変わった
素材を使ってるのねえ。/これが失われた魔法技術で造った
ものなの?」「こ…こいつ…!/素材強度で14.5%も私よ
り優るわ…!?」などと評したように(コミックス8巻155,
158頁)「現在」の技術よりも優れた部分が有るものの現在
ではドクター・カオスにすら再現不能となっている遺失魔法
技術もあるみたいなので、それらの中には軽量化の方面に貢
献する物も当然在ったでしょうね……その場合、魔法技術に
関する知識は『GSホームズ』の時に知識の神に吸われてし
まったと見るのが妥当でしょうか。
また、遺失技術が軽量化に特に関係無い場合は、魔法技術
が失われた時期について特定できるのは「現在よりも前」と
云う事のみです。
> 補強証拠として「マリアが非魔法的手段で飛行している事」が上げられます。
決定的な傍証は在りませんが、魔法に依る飛行機能の補助
の可能性は捨て切れません。例えば飛行能力についてはカオ
スフライヤーの様に魔法のホウキかそれに代わる物で、燃料
については魔鈴めぐみのケーキの様な異空間構造を持った貯
蔵容器を体内に組み込む、などなど。
> 重量的には問題ありませんが、容積的にはボディーの過半を占めるのです。
仮にそうであったとしても、魂さえあればろくに関節の無
い人形すら動き出す世界ですから、駆動系をある程度犠牲に
した設計でもそこそこ動きそうな気もします(そうでなくて
も上腕や大腿にミサイルが入っているし)。ただしこの場合
だと燃料に引火した場合には確実にバラバラになりそうな…
…とても『極楽愚連隊、西へ!!』の様に悠長に再登場はでき
ないような気もしますね。
さて、別項でメゾピアノさんが仰った「軽量で壁破り」の
問題ですが……重量や硬度の他に突入時の角度と速度、姿勢
などが問題になると想います。確かに軽量では大きなハンディ
キャップになりますが、例えば銃の弾が鉄板を穿つ事は可能
ですし。