> 百年間、姿を消していたわけですから、老化してても、それはそれでおかしくない、
>という考えも成り立ちます。
> そもそも、正確な容姿が伝わっていたのかわかりませんし。
それはそうですが、それならなおさらのこと
・若い頃の容姿もはっきりわかっていない。
・100年間に何歳くらい老化したか(そもそもに生きているか死んでいるかも)誰も知らない。
・老人になった顔を冥子は全然知らない。
・後のような派手な黒マントを、空港でのカオスは着ていない。ただのコート姿。
・マリアも普通の女の子にしか見えない。
・空港なのだから、外人のお爺さんや女の子なんかいくらでもいる。別に目立たない。
のですから、冥子にカオスが見分けられるはずがありません。
……と思ったとことで、謎が解けました。
カオス「お襄さん。バスの乗り場はどちらか教えてくれんかな」
冥子 「えっと〜〜〜、あの〜〜〜、ああ行ってぇ、こう行ってぇ……」
カオス「ところでお襄さん。わしが誰だかわかるかな」
冥子 「えっ? お孫さんとご旅行中のぉ、外国のぉ、大学の先生とかですか?」
カオス「はっはっはっ、このわしが日本に来ていることは秘密なのじゃが、実はわしはヨーロッパでは魔王と呼ばれる男なのじゃよ、とだけ言っておこう」
冥子 「まおう?」
カオス「秘密なのじゃが、わしの名はドクター・カオスじゃ、とだけ名乗っておこう」
冥子 「えっ? 知ってますぅ。わあ、嬉しいなぁ」
カオス「これは秘密なのじゃが、このマリアはわしが造ったロボットなのじゃよ、とだけ言っておこう」
冥子 「ほんとうですかあ?」
……といった調子だったのに違いありません。