ご指摘通り、いろいろと質問しっぱなしになっておりまことに申し訳ありません。
皆さんの深い考察に感激しております。議論が収束したな、と思ったものから、順次お礼を述べさせて頂きたいと思います。
さて、「香港編」でのGS達の行動について、皆さんのご意見だけではなく、私も少し私見を述べさせて頂きたいと思います。
「香港編」って、何かもう一つ裏があるような気がしません?
小竜姫の行動が、少々怪しいように思うんですよね。「GS美神」には今まで様々な事件が起きてきましたが、それが広域的な「大事件」である場合には、たいていはレギュラーメンバー、すなわち、美神,横島,おキヌ,唐巣,ピート,エミ,冥子,カオス,マリアが全員関係してきました。(後には西条も加わります)
まず吸血鬼ブラドー事件「ある日どこかで」,妖刀辻斬り事件「バトル・ウィズ・ウルブス」,死津喪比女事件「スリーティング・ビューティー」,さらには魔物三人娘事件やアシュタロス事件など,いずれも、レギュラーのGS達には最初から全員に呼集がかけられています。 まあ、結局は活躍するのは美神と横島だけということも多いのですが、ともかくレギュラー陣が最初から無視されることだけはありません。
ところが、「香港編」ではどうでしょう。最初は、小竜姫が雪之丞に「勘九郎の行動の調査」、さらに「元始風水盤の針の奪取」を依頼したところから事件は始まります。 元始風水盤が作動すれば、香港が、さらには全世界が魔界に変わってしまうのです。危険度はコスモプロセッサに匹敵します。世界が破滅する危機ではありませんか。
だったら、小竜姫がやるべきことは、レギュラーメンバー全員に呼集をかけ、総力戦で敵のアジトに攻めていくことです。そして元始風水盤を破壊、もしくは風水盤のあるアジトを占拠してしまうべきです。小竜姫には金はあるのですから、エミやカオスを最初から雇うことなど簡単なはずです。なんなら、猿神・斉天大聖や、天龍童子,竜神王にお出ましを願ってもよいでしょう。それなのに、小竜姫がやったことは雪之丞一人への依頼、正式のGSではなく裏社会の人間に依頼しただけなのはなぜなんでしょう。雪之丞の土地カン? それだけかなあ … 。
小竜姫はせっかく奪った針を奪い返されても、まだ雪之丞にまかせたままです。ピート,美神,横島が加わったのは、飽くまで成り行きであり、小竜姫が依頼したことではありません。
考えてみて下さい、メドーサのアジトに霧になったピートと美神が侵入したときのことを。あの時、もしピートと冥子だったら。そしてピートと小竜姫が勘九郎,ゾンビ軍団,メドーサと闘い、その最中に冥子がプッツンしたら … 。 地下室の壁も天井もめちゃめちゃに破壊され、元始風水盤なんかその瓦礫の中に埋まってしまうことでしょう。なにしろビルを一つ消滅させたことがあるくらいですからね。
また、美神が捕まり、ピート,雪之丞,横島,おキヌが救出に向かったときにも、もしエミがいてくれたらゾンビ達など霊体撃滅波で吹き飛ばしてくれたでしょうし、勘九郎との闘いでもマリアの怪力が大いに頼りになったでしょう。
エミ,冥子,カオス,マリアが登場したのは、小竜姫がやられて元始風水盤が作動し、絶体絶命のピンチになったその後です。なんで小竜姫は、もっと早く助っ人を頼まないのでしょうか。
どうも小竜姫は、なるべく自分は表に出ず、なるべく少人数で、こっそり針を奪い取りたいと考えていたとしか思えません。だとすればそれは何故か?