> 横島が真に愛しているのは美神だけなのかもしれません。しかし、基本的には横島は「キレイなねーちゃん」なら誰でも好きであり、美人でさえあれば妖怪・魔物であってもいっこうにかまわない、という考えのようです。
> また、須狩に襲いかかり「女性経験もないまま死ぬのイヤーッ!! せめてやらせろーっ!!」「さわぐなー!! ズボン脱ぐな!! …動物かこいつは!?」という騒ぎからもわかるように、横島はまだ童貞、内から沸き上る性欲にモンモンとしており、セックスがしたくてしたくてたまらないようです。その気持ちはわかりますが…。
このあたりは、「ギャグ漫画だから」と解釈するのが妥当でしょう。名前は忘れましたが妖精が登場した時にも、彼女を人間にするために裸で屋根の上で踊ったりしました。あれは、いくらギャグでもやり過ぎだったと思います。
横島は、「早くヤリたい、童貞を卒業したい。美人のねーちゃんなら誰でもいい。物の怪だってかまわない!」という考え方のようですが、それは実はギャグのための表の顔で、本当は、女性の心を傷つけてまでセックスするなんてことはできない優しい性格のようです。まず「愛」がなければセックスすることも嫌なのでしょう。
横島が童貞を卒業しようとすれば、実は簡単なのです。
・ 給料も上がった(「スタンド・バイ・ミー」以降)ことでもあり、飢え死にする覚悟があれば、給料を全部つぎ込んでソープランドに行くことができる。
・ 化け猫・美衣の森へ行き、息子のケイは外で遊ばせておいて「なあ、奥さん、ええやろ、俺のおかげでこの森で暮らせるんやで。このくらいの礼はしてもらわんとな」とか言ってヤル。(バックで?)
・ シロを部屋に入れ「これは女になるための大切な修行だ。師匠の俺に身をまかせろ」とか言ってヤル。(これもバックで?)
・ 小鳩ちゃんを部屋に入れ「ええやろ。俺達、結婚したんやないかい」とか言ってヤル。
・ おキヌちゃんを……。
しかし、横島はこれらの行動をとりません。つまり、「内から沸き上る性欲にモンモンとしており、セックスがしたくてしたくてたまらない」というのは表向きのギャグの顔であり、ちゃんと常識と理性があるということなのでしょう。