横島が出す「文殊」は、「爆」「倒」「滅」などの念を込めることで、悪霊を退治することができます。横島以外の人間でも、霊能力のある人間が文殊を手に入れれば、それで使いこなせるようです。
ということは、文殊は高度の「御札」と同じ効果・価値があり、しかも御札より使い勝手が良い、と言えます。
ということは、文殊一個は、一千万円〜一億円の価値があると言って、過言ではないでしょう。
横島が出す文殊は、そのほとんどが「美神除霊事務所」の業務につかわれたはずです。ということは、美神は横島のおかげで、御札の使用を大幅に節約できたのではないでしょうか。
だとすれば、美神除霊事務所は、横島の出す文殊を買い上げるべきです。
横島は、10日に一個文殊を出すことができるようです。一年に36個。もし美神が値切りに値切り、一個100万円で購入したとしても、年間で横島は3600万円の収入になります。
それなのに、あいかわらず時給255円で雇っていたとすれば、ちょっと美神もあこぎ過ぎないでしょうか。
横島も、文殊を厄珍堂に売れば見たことも無いような大金を手にすることができるでしょうに、どうしてそれに気がつかないのでしょうか。