前々から思っているのですが、ゴーストスイーパー資格試験の内容が、霊波測定と受験者同士の試合だけでいいのでしょうか?
まずそもそも、除霊にはお札を多く使います。しかし人間である受験生同士の試合では、「御札で吸引!」というわけにはいきません。つまり除霊の上での強さと、試合の強さはまったく別ではないでしょうか。
また、美神が除霊をするときには、必ずしも力技で強引に悪霊を消滅させるだけではありません。霊魂のこの世に対する「未練」の元を断ってあげることによって、優しく成仏させることもあります。暴力団の親分の隠した詩集を見つける,テニスで勝つ,カーレースで勝つ,銀行強盗を成功させる,あるいはまた、山の神にしてあげる、などなどです。
ゴーストスイーパーが除霊する対象は、必ずしも悪霊ではありません。単に未練が残って成仏できないだけの「善い幽霊」だって多いはずです。
悪霊だって、優しく説得して改心させ、成仏させたほうがいいに決まっています。
それなのに、試合の強さだけで資格を与えていいのでしょうか。
また、プロのゴーストスイーパーになるなら、法律の知識だって必要でしょう。また、悪魔や妖怪の種類,神族の構成,といった知識も必要でしょう。実際、美神は妖怪の名前や弱点をすぐ言い当てますし、これらのことに非常に詳しいようです。だとすれば、少しは筆記試験もやるべきでは?