> ありがとうございました。なるほど、794年から4,500年飛んだとすると、1194年〜1294年の間。
> この間に、世界史的に「魔王」と呼ばれておかしくない人物といえば、1206年に即位した蒙古帝国皇帝、チンギス・ハーンでしょう。
> あるいは、アシュタロスが日本を征服の標的とすることにこだわっていたとすれば、1274年の文永の役,1281年の弘安の役,いわゆる「蒙古襲来」がアシュタロスの仕業とも考えられるでしょう。
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> チンギス・ハーン本人がアシュタロスでなくとも、魔力で助け、背後から操ったのがアシュタロスでは。あるいは、同じく皇帝フビライもまたアシュタロスの傀儡だったのでは。
> すると、この時にも「悪魔」と「ゴーストスイーパー」の激しい戦いがあったのでは。いわゆる「神風」を吹かせたのは、北条時宗を助けた鎌倉時代のゴーストスイーパー達だったのでは。
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> 日蓮は悪魔側だったと思います。
私も、「アシュタロスはどの時代に跳ばされたか」についてはIholiさんの説が正しい様に思います。
で、本筋から脱線しますが、そこから派生した(或いは鰻田社会科雄さんがこの疑問を投げ掛ける元となった?)「史実にある大事件は、裏に居たアシュタロスが原因」説について。
「私の仕事はね、魂をあつめることなの。それもできるだけ霊力のある人間の魂をね。」(『デッド・ゾーン!!(その3)』)
「平安京は有史以来最も霊的に計算された魔都ゆえ、望みの魂も多く手に入るかと思ったが…」(『同(その4)』)
「もう二千年もこれを続けてるがやっと60%の出来だな。完成まであと千年はかかるだろう。」(『同(その8)』)
「ま、ざっと二、三万人分かな。」(『同(その8)』)
これらの台詞より、もともとアシュタロスが平安京に目を付けたのは、エネルギー結晶の精製に必要な魂を集める為だった事が分かります。それも只の魂ではなく、陰陽師・高島の様な高い霊力を持った人間の魂を。別に日本を征服したかった訳ではないんですね。2千年で2〜3万人分しか集まらなかった事から、魂の集まるペースは1年で10〜15人程度となります。日本にこだわる必然性はありませんので、世界中から魂を集めていたとすると、条件を満たす人間が存在する割合はかなり低い様です。
そこでアシュタロスの暗躍についてですが、世界に混乱をもたらす事によって人間社会に実力主義の風潮を生み出し、世に埋もれた人材(英雄、英雄候補)の輩出を促す。又は、霊的な事件を起こす事でそれに立ち向かえるだけの高い霊力を持つ人間を捜し出し易くするか、こうした事件によって人間(の霊力)を鍛え、高い霊力を持つ人間の割合を増やす。そして目を付けた人間に接触し魂を奪う。こうすれば、効率良く魂を収集できるでしょう。
従って、「史実にある大事件は、裏に居たアシュタロスが原因」説も案外あり得るかもしれませんね。かなり回りくどい方法ですけど、知性派の魔族である彼ならやりかねませんし。難点は、美神(メフィスト)が持つエネルギー結晶に対するアシュタロスの執着を見ると、彼が第二のエネルギー結晶を造ろうとしたとは考えにくい点でしょうか。やはり二千年の努力は無駄にしたくなかった、と(笑)。