> 『絶海絶命!!』の乙姫は,浦島太郎と間違えている横島に、「海岸でガールハントをしていたあなたは、まんまと私を釣り上げたのよ。あんなに情熱的に口説いておきながら ── なぜ逃げたりしたの?」と言っています。
> 浦島太郎は、海岸で子供たちにイジめられている亀を助け、その亀に連れられて竜宮城に行き、そこで初めて乙姫と出会ったんではなかったんですか?
『日本書紀』などで見ると、古い形の「浦島太郎(浦島子)」では、こうなっています。
浦島が亀を釣り上げ、その亀が女性(亀姫)に変身し、別天地の楽園に連れて行って夫婦になる。
これからすると、「あなたは、まんまと私を釣り上げたのよ」という乙姫の言葉と附合します。
さらに、そうだとするならば、実はこの亀が子供達にいじめられていた(または釣り針にかかった)というのは、乙姫(亀姫)が浦島と恋仲になりたくてわざとやっていたことなのではないでしょうか?
「いい? 私は亀に変身するから、私をいじめるふりをするのよ!」
つまり、乙姫の自作自演だったのではないでしょうか!?