> 『プリンス・オブ・ドラゴン!!』で、天龍童子の父親・竜神王は、竜神族と会議をする為に地上に降臨しました。ヤームの言葉によると、「竜神王陛下の竜宮での会談が終るまで、閉じ込めるだけでさ」
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> え? 竜宮? あの下半身がヘビで地雷女の乙姫がいる竜宮城?
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> あんなところで会談するということは、主である乙姫はあれで実はホステス役を務めたのでしょうか。
> そういうことに使うための施設なんでしょうかね。
乙姫は、頭の角から見て竜神の一族であることは間違いないでしょう。しかし、竜神王があの竜宮城で会談をした可能性は小さいと思います。
1.乙姫は大勢の人間を殺している(白骨死体がたくさんあった)。仏道に帰依した竜神王が、乙姫のそんな行動を許すはずがない。
2.竜宮城は時間の流れが50倍から100倍も速い。会談が半日で終ったとしても、天龍童子は1ヶ月前後も人間界で待たなければならない。子供と遊ぶ時間がないほど忙しい竜神王が、わざわざ時間を浪費する理由がない。
3.脱出する時、美神たちは竜宮の建物を破壊している(美神たちは拉致されたわけではなく自分たちの意志で竜宮に行っているから、緊急避難行為ではない)。あれが竜神王の宮殿ならば、美神・横島・おキヌはその後に小竜姫からその罪を厳しく咎められるはず。建物も弁償させられるはず。ところがその後に『仁義なき戦い!!』で会った時、小竜姫はそんなことは何も言っていない。
以上から、あの竜宮城は竜神王陛下ではない、誰か別の竜神の宮殿なのでしょう。
そもそも、竜神王は「天龍童子」の父親であること、「今回のご降臨に際しては」という小竜姫の表現、「て…天界…お、俺たち…また天界に戻れるんだな…」というイームの言葉からして、天界に住む「天竜」でしょう。
一方、竜宮城は海の中にあるのですから、これは「海竜」の王様の宮殿ではないでしょうか。
また竜神王は、「地上の竜族たちとの会議のため」降臨したのですから、会議場である竜宮というのも、地上のどこかにあるのではないでしょうか。
で、天竜神族と海竜神族は仲が悪く、対立しているのでしょう。だから海竜神族である乙姫の竜宮城が破壊されても、小竜姫は何も言わないのではないでしょうか。