> 竜宮伝説は各地にあったと思いますから、竜宮城があそこだけとは限らないでしょう。
> 複数ある理由は、竜神族が水中にある霊場を拠点として立てた建物全般を竜宮と呼んでいるのではないでしょうか?
竜宮[リュウグウ/リュウキュウ、漢音リョウキュウ、
呉音リュウク]の元来の意味は「竜王の住まう海中宮殿」
です(ここでの宮は「天子の住居」)。転じて「寺」を指
す事もあるようです。また、竜王は複数存在するとされて
おり、世界の八方を守護する八大竜王などはその代表です。
とは謂え龍崎さんご指摘の通り、竜宮伝説は水に恵まれ
た日本の各地に数多在り、しかも主人である竜たちは必ず
しも中国(仏教)の竜王と直接的な繋がりがあるとは限ら
ないようです。
よって、「竜宮」と「竜宮城」が複数あり、物語の中で
一切語られていない以上、乙姫の竜宮城で会談が持たれた
可能性はそれほど高くないと想いますが……持たれていた
ら、それはそれでおもしろいかも。