椎名作品Q&A 過去ログ

No. 1145 Re^2: 2つの“死霊使いの笛”は同じ物?

Big lion : 04/09/02(Thu) 22:16

> >  とすれば、2つの「ネクロマンサーの笛」がそっくりである以上、これは実は同じ物であるのでは?
>
>  「頭のハゲたネクロマンサーの男」の属する、または彼の所有する笛を製造した文化圏と、『スタンド・バイ・ミー!!』で西条が用意した笛を製造した文化圏が同じだとすれば、デザインが同じでも、特に不思議ではないと思うのですけど。さらに、「初見で笛を使いこなしたおキヌ」や「霊への思いやりを説くネクロマンサーの老婆」といった原作の描写からすると、笛を製造した文化圏と使用者の文化圏の違いにより、ネクロマンサーの能力が大きく左右されるような事はなさそうです。ともあれ、「同種の笛、即ち同一の笛」とするのはやや短絡に過ぎるでしょう。漫画における記号的表現として、あえて同じデザインにしたという事もあるでしょうし。
>  尚、既に過去ログの「[333] つかえないと思う。」スレッドにて、この件について触れられていました。参考まで。

 まあまあ、外見がそっくりなのですから、同じ物であった、という可能性も、一応は考えてみるべきでしょう。
「GSエミ 魔法無宿!!」では、エミは15歳です。エミと美神が同年齢だと仮定すると、美神は20歳ですから、これは5年前の出来事です。
 ネクロマンサーの男が殺された後、エミはさっさと現場から立ち去ります。
 やがて男の死体が発見され、殺人事件として警察に捜査されます。現場に転がっていた奇妙な笛は、遺留品として警察に保管されます。被害者の男もタダモノではない(一種の殺し屋?)であることには警察にも調べが付くでしょうから、よりいっそうに慎重に捜査が進みます。
 そして5年後、オカルトGメンの日本支部ができ、謎の男の殺人事件は「オカルトがらみらしい?」ということで、オカルトGメンに捜査権が移譲されます。
 遺留品を調べて西条は驚きました。「これはネクロマンサーの笛! 被害者は死霊使いだ!」
 まだ殺人事件の時効(15年)にはなっていませんから、ネクロマンサーの笛はオカルトGメンに保管されています。
 そして、霊団に追跡される美神の緊急救助依頼に従って、責任者である西条は、自分の責任で保管されていたネクロマンサーの笛を美神に提供したのです。


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