Iholiさん、いつもどうもです。
> まあ、謂わゆる「物心が附く」と云われているのが大体
> 3歳程度。その前後の記憶を断片的にならともかくとして、
> 隅々まで憶えている人なぞは恐らく存在しないでしょう。
>
> つまり、3〜4歳のれーこは(恐らくは美智恵から伝え
> られた)知識として父親の存在と勤務先を認識していた。
> しかし父親の不在は続き、霊力溢れる多感な少女(「可愛
> い子供の幽霊や無邪気なゴーストと遊ぶことなど、ハイハ
> イより先に覚えたほどだ。令子にイジめられたゴーストが、
> 泣いて美智恵に訴えたことも一度や二度ではない。」(小
> 説『水迷宮の少女!!』(松井亜弥/スーパークエスト文庫)
> 133頁参照)の頭脳からその記憶が消え去ってしまったと
> してもさほど不思議な事では無いでしょう。
少女の脳から3,4歳の頃記憶が消滅してしまっても、それは不思議ではないでしょう。
しかし、そうだとすると母・美智恵は、父・公彦のことを娘・令子が3,4歳の頃には伝えたけれども、その後は伝えなかった、別居しつつ小学生になるまで会わせようともしなかった……ということになります。
なんで?
公彦は高度のテレパスです。思春期になれば、子供というものは親にいろいろ秘密を持つものですが、幼児が自分の思考を父親に読まれたって、別に構わないでしょう。仮面を外して会ったっていいはずです。毎週土,日は家にいて、娘と遊んでやる、で別にいいでしょう。
「不気味なツラ」かも知れませんが、何も化け物のような顔というわけでもありません。それにあの写真は、大量の悪霊が身辺に寄ってきて、悩み苦しんでやつれている顔なのではないでしょうか。悪霊からは解放され、美人の奥さんと結婚し、娘が生まれたのですから、満ち足りた穏やかな顔になっているはずです。
公彦は犯罪者でも精神異常者でもありません。東都大学の大学院生であり、おそらくその後、助手→助教授→教授、と順調に出世したのでしょう。動物行動学を専門とする学者で、大学の教官ならば、立派なものです。何一つ恥かしいことなんかありません。
第一、妖怪を退治するゴーストスイーパーの夫ともなれば、超能力者で少々変人くらいの人でふさわしいと言えるでしょう。
なんで娘・令子に隠していたのか? なんで会わせなかったのか? なんで別居していたのか?
> ひょっとしたら勇ましい母親の中に、ああ成りたいとの
> 憧れと、異性に対する憧れに似た感情を重ねる余り、認識
> の中から間男的な位置付けとなる父親の存在を無意識の内
> に抹消してしまったのかも知れません。つまり、「なぜい
> ないの?」から「いないんだ。」に認識を改めてしまった
> のではないか、と云う訳です。
「間男的な位置付け」う〜〜ん。令子が男の子ならあり得ることですが……。
エミは令子を「レズ」と言っていましたが、これは違うでしょうし…。
しかし、あの仮面のデザイン、もうちょっとなんとかならんか! 20年以上たってるのにおんなじ外観ではないか!