椎名作品Q&A 過去ログ

No. 1048 でも…納得いかないのよ

人質3邦人解放 : 04/07/23(Fri) 23:07

『母からの伝言』の中で、20歳・大人の美神と幼児の美神が、こんな会話を交わします。
大人美神「つーわけで東都大に行ってくるわ!」
幼児美神「とーとだい…? 知ってゆ! れーこのパパのかいしゃだよ!」
 さて、この幼児美神は何歳か? どう見ても幼稚園児未満です。小学生には見えません。
 この『母からの伝言』は、実はそれ以前に描かれた『愛に時間を』とリンクした作品です。時空消滅内服液を飲み過去へ時間移動しつつあった横島は、とうとう眼もよく見えない赤ちゃんとなります。消滅か? と思われたところに幼児の美神が現れ、「おばちゃーん。赤ちゃんにさやってもいい? 泣いてたやめーでしょ! いい子だかや泣きやみなちゃい!」チュッ!
 その後、幼児美神は母親に抱かれて、未来の横島たちの元へとタイムポーテーションしてきます。
 さて、この時の横島がまだゼロ歳の赤ん坊であることは間違いないところですが、美神は何歳なのでしょう。
 横島が中学一年生にまで時間を逆行したとき、美神は「美神先輩!」と呼ばれていましたから、後輩のいる高校生です。つまり高校二年ないし三年です。ということは横島との年齢差は4,5歳です。
 ところが、『ザ・ライト・スタッフ』の中で、美神は「私はハタチなのよ、ハタチ!」と言っています。つまり20歳です。一方、横島が17歳であることは、前々から明らかになっています。
 ということは、横島と美神は学年では4学年離れているけれども、横島はすでに誕生日が来ている、美神はまだ誕生日が来ていない、ために年齢差は3歳、ということのようです。
 ということは、『母からの伝言』の中での幼児の美神は、3歳ないし4歳だということになります。

 長々と前置きをしましたが、こういうことです。美神は、3歳ないし4歳のころに、すでに自分には父親が存命しており、東都大に勤務している、ということを充分に認識していた、ということです。

 さて、『GS美神‘78』の中で美神は、「でも…納得いかないのよ。私はずっと母子家庭だって思ってたのよ。別にそれで不都合なんかなかったのに、小学生になって初めて父親と顔をあわせて ── 」
 3,4歳で父親の存命と勤務先まで認識していたのに、「ずっと母子家庭だって思っていた」,「小学生になって初めて父親と顔をあわせた」
 どういうこと?


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