二次創作的にこの問題を考えてみましょう。
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天龍童子がこのところ急激に成長し、もはや立派な青年王族の風格をそなえてきた。
そんなころ、竜神王が突如として崩御。天龍童子が新しい竜神王として即位した。
そして、新王の后として、小竜姫が選ばれたのであった…!
「あああ…竜神王陛下、私が王妃になれるなんて、夢のようですわ」
「フフフフッ、私はもはや竜神王ではない。これからは『竜魔王陛下』と呼ぶのだ」
「え…えええええっ? な、何をおっしゃいます陛下!」
「我らが竜神は元々は蛇神である。私が王となったからには、もはや仏道への帰依は止めだ! 日本のヤマタノオロチ,インドの摩喉羅迦,ヨーロッパのドラゴン,ヒュドラ,ワイバーン,北欧のミッドガルド大蛇など、世界中の竜族と力を合わせ、魔族として天界の神族と戦うことをここに宣言する!
まずは、ハヌマン斉天大聖老師を攻め、お命を奪うこととしよう。
お前は私の后だ。ついてきてくれるな? そして世継ぎを生め、小竜姫,いや、小竜鬼よ!」
「へ、陛下!」
竜神王(とその一族)クラスなら、霊力はアシュタロスの半分程度では? それなら、竜神王が魔族側に寝返れば、ちょうどバランスが取れるのではないでしょうか。