> 王じゃなくて王妃なんだけどねー。
マリー・アントワネットはハプルスブルク・ロートリンゲン家(神聖ローマ帝国やオーストリアの皇帝を出した家。ヨーロッパ屈指の名門)からフランス王ルイ16世(当時は皇太子)の元に嫁ぎます。
1774年のルイ16世の戴冠により王妃になりますが、1789年のフランス革命により運命は一転。1793年にギロチンで処刑されます。
通説では、贅沢(「赤字夫人」といわれた)でわがまま。夫のルイ16世を尻にしき、政治にまで口出し。国王一家が処刑されるまでにいたったのは、マリー・アントワネットがルイ16世に行わせた対応がことごとく失策となったからといわれています。
おおー、ワネットの性格にぴったりそうな気がするぞ(^^;
> 更に夫のルイは最後のフランス皇帝なんだが・・。
細かいことをいうと、ルイ16世はフランス国王であって皇帝ではありません(この2つは特に欧州・中国では厳密に区別されます)。
また、後にナポレオン帝政(こっちはフランス皇帝ですね)の後、ルイ18世が王位につきますので、ブルボン王朝としても最後の王ではありません。
この後、1830年の7月革命でブルボン王朝最後の王・シャルル10世が退位させられ、オルレアン家のルイ・フィリップ即位します。しかし、これも1848年に2月革命で退位させられ、“フランス最後の王”となります。
さらに、ナポレオン一世の甥にあたるナポレオン3世が皇帝となるのが1852年、70年に普仏戦争で敗北して退位しますが、これが“フランス最後の皇帝”となります。
まあ、歴史好きの重箱隅ですが(^^;