投稿者 |
shinsho |
タイトル |
香山さんのエプロン |
元ネタ |
[有]椎名百貨店3巻収録の乱破S.S.6、バレンタインのエピソードですが、 扉絵でチョコレートのデコレーション製作中の香山夏子ちゃんのエプロンに ご注目。<b>「TATSUNISIKI」</b>のロゴが入ってますね。 「TATSUNISIKI」=タツニシキ(龍錦)なわけですが、講談社のモーニングで 連載されていた「夏子の酒」という尾瀬あきらさんの漫画が元ネタです。 造り酒屋の娘である主人公が、亡き兄の遺志を受け継いで幻の酒米「龍錦」を 栽培し、日本一のお酒を造る奮闘を描いた物語です。 ちなみにこの龍錦という酒米にも元ネタがありまして、 こちらは実在する「亀の尾」という酒米がモデルとなっているそうです。 大正末期から昭和の初期にかけて、酒造家の間では 「西の"雄町"、東の"亀の尾"」と称されるほどの有名だったそうですが、 耐病性が弱く倒れやすいために多肥栽培に適さず、しだいに他の品種に 置き換えられ、一時期は絶滅してしまったと思われていたそうです。 時代に忘れられかけたその時、農水省種子センターに保存されて いたわずかな種米から栽培に成功、その実話が「夏子の酒」のルーツ だそうです。 椎名先生にとって、夏子と言うネーミングは幼い頃の想い出の中の 女の子の象徴としてあるみたいですね。 |