TITLE:美神の事務所、あるいは渋鯖男爵のこと
DATE, TIME:1997/08/13 20:44:01
Name:寺田パスヲ

美神の事務所の元の所有者は人工霊魂(幽霊だったかな?)壱号であるが、
その人工霊魂壱号を作ったのは渋鯖男爵となっている。これは渋沢栄一男爵
と渋沢龍彦が元ネタだといわれている。渋沢龍彦は、数多の著作および翻訳
を残しているが、そのなかの一つにピアズレー著『美神の館』(話の内容は
ワーグナーの楽劇で有名なタンホイザーの話)がある。
 美神の事務所、つまり美神の館の旧所有者の渋鯖男爵。これは『美神の館』
の訳者である渋沢龍彦へのオマージュなのではないだろうか?
 ちなみにコミック第3巻の冒頭(エミ初登場の話)で、横島が給料値上げの
交渉をしているときに、美神が読んでいる本、黒魔術の手帳の著者が渋沢龍彦
である。
  もうすでにこのネタは公開されていた場合はごめんなさい。


Forward - 次のアーティクルを読む
Back - 前のアーティクルを読む
Title - タイトルに戻る