『極楽』には伊東老師の作品『宇宙英雄物語』からの隠れキャラが出てきますが、以下にそ
れらを列挙したいと思います。

  第７巻レポート２「飛び出せ貧困！青春の給料日！！」の、クラスの連中が横島のアパート
に入ってくる場面（３４頁４コマ目）の左端の上に、主人公「護堂  十字」とヒロイン「椎原
  咲美」がいる。

  同巻レポート１０「バトルロイヤル初もうで！！」の、異界への入り口が開く場面（１７２
頁１コマ目）の左下にいるのが、もう一人のヒロイン「アゼル」。次の頁で冥子を突き飛ばし
ているのが、アゼルの父親である「アゼルパパ」。このふたりはエキストラ突入場面（１７４
頁１コマ目）にも描かれている。（二人とも棍棒の様なものを持っている）
《ちなみに、この棍棒の様な物は名前を「妖撃杖（ドカンボー）」といい、先端の刺付きの球
体が外れ、それを飛ばして敵を爆砕するマジックアイテムです。”鎖のない「モーニング」”
といったところでしょうか。またアゼルパパが持っている方は劇中で「アドバンスト・ドカン
ボー」と呼ばれていました。》

  それからこれはただ似ているだけなのかもしれませんが、
第２巻レポート１１「式神を捜せ・・・！！」のミス・リンクの妖精コンテストの審査委員席
場面（１８１頁３コマ目）とその次頁１コマ目に描かれている”大きな目と口の禿げ頭”の
キャラは、「しめきり君」ではないでしょうか。「しめきり君」は伊東老師の作品『宇宙英雄物語』中の所々に出てきます。
また、老師がキャラクター原案をし、ストーリー構成にも参加し
たＯＶＡ『ＮＧ騎士ラムネ＆４０ＥＸ』の中、それから老師の友人で『ラムネ』のメカニック
デザインである中原レイ先生の作品中でも見かけたことがあります。審査委員席場面の「しめ
きりすぎちゃったよ  ちくしょーっ」や「何か知らんがもえるっ」など、このコマのには老師
の作風に通じるものが感じられる気がします。