元ネタは、1960 年代にアメリカで作られ、日本でも人気を博したテレビシ
リーズ（実写）の「スパイ大作戦」だろう。合法的に処分できない犯罪組織や
外国の組織を非公式に処理していく民間の秘密スパイ機関 I.M.F.(Impossible
Mission Force) の活躍を描いたもので、横島への指令がレンタルビデオの
テープを通じて行われたごとく、毎回冒頭に意外な方法でその回の指令メッセー
ジがリーダーのフェルプスに伝えられる。その語り出しが、かの有名な「おは
よう、フェルプス君！」なのだ（はじめの方の回ではフェルプスではなくブリッ
グズだったらしいが）。締めくくりの文句の「例によって君もしくは君の部下
が捕えられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで。な
おこのテープは５秒後に自動的に消滅する。成功を祈る」も有名（細かいセリ
フ回しは間違ってるかも）。
  去年トム・クルーズ主演・プロデュースで「ミッション・インポッシブル」
という原題に沿ったタイトルで映画化されたので見た人も多いだろう。かく言
う私もその一人で、この記事もその映画のパンフレットを見ながら書いている（笑）。