扉でもって美神が読んでいたこの本。元ネタは、古典落語「饅頭こわい」。 長屋の住人が一同に集まっておしゃべりをしているうちに、それぞれの恐い ものは何か?という話になる。幽霊だのムカデだのが挙がっていくうちに、 「みんな何という意気地なしだ。俺には恐いものなど何一つない」と言い張る 男が出てくる。「そんなこと言っても、何か一つくらいはあるだろう」と周り があの手この手で聞き出そうとすると、男は、「実は饅頭が恐い」と打ち明け る。そこでこの男をギャフンと言わせてやろうと、残りの連中は示し合わせて 饅頭を買ってくる。さあ、昼寝から目が覚めた男はどうするか…という話。Forward - 次のアーティクルを読む