\(\newcommand{\zettaiti}[1]{\lvert #1 \rvert} \newcommand{\field}[1]{\mathbb{#1}} \newcommand{\Q}{\field{Q}} \newcommand{\rnsg}{\vartriangleright} \DeclareMathOperator{\Gal}{Gal}\)
可解な方程式で、\(V\) の最小多項式 \(g(x)\) をガロア群の組成列にしたがって因数分解を進めて行く過程で、「退職後は素人数学者」さんの原アルゴリズムにほぼ沿った形で(グレブナー基底に頼らず)「\(\text{分母}=0\)」の問題に煩わされずに計算する方法があることがわかりました。「ガロア群が可解であるとき、方程式はべき根で解ける」の証明を思い返していて気づきました。以下解説します(以下常体)。