こんなこともあろうかと

「こんなこともあろうかと」にまつわる誤解

ヤマトの真田と言えば「こんなこともあろうかと」というセリフが代名詞的フ レーズとして広まっています。また、そのセリフが「第1作 TV 版最終話で、デ スラー砲を反射してデスラー艦を破壊・撃退した空間磁力メッキを古代たちに解 説するときのフレーズ」という誤解・思い込みも強く信じられているようです。

が、今書いた通り、それらは誤解・思い込みであって、実際は作中ではそのも のずばりのセリフは言っていません。空間磁力メッキの場面でのセリフは 冥王星で見たガミラスの反射衛星砲にヒントを得て、密かに開発 しておいた空間磁力メッキが役に立ったよで、「こんなこともあろうかと」 に似た言い回しはまったく含まれません。

「こんなこともあろうかと」の真実

そうなると、次に来るのは「なぜ、『こんなこともあろうかと』が真田の代名 詞的セリフとして知られるようになったのか?」「真田ではないとしたら、『こ んなこともあろうかと』という言い回しの本当の元ネタは何なのか?」という2 つの疑問になります。

これらについては、以前 NetNews の fj.rec.animation.oldies で詳 しく検証した記事が流れていました。詳細は 当該記事その1(Message-ID: clbe66$fi8$2@news511.nifty.com) その2(Message-ID: clbeb0$fi8$3@news511.nifty.com)(※ [2013, 6/30] リンク更新)を読んでいただくとして、ここではかいつまんで説明すると、

という研究成果が残っています。

たぶん、空間磁力メッキのシーンと発明内容が余りにインパクトがあったのと、 そこに「こんなこともあろうかと」というセリフを当てはめられていたとすると そのインパクトがさらに増幅される言い回しだった(“よくそんな特殊な事象を ピンポイントで「あろうかと」予測できるもんだね!?(笑)しかも「こんなこ と」なんて、さも些細なことでもあるかのようにさりげなく!?(笑)”)こと から印象が強化され、一度広まってしまった混同が修正されることなくそのまま 拡散してしまったんでしょうね(私も、以前はそうでした)。


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井汲 景太 <ikumikeita@jcom.home.ne.jp.NOSPAM.>(迷惑メールお断り)
最終更新日: 2013年7月4日