椎名作品Q&A 過去ログ

No. 942 Re: エネルギー結晶って、大きくなってない?

Iholi : 04/06/22(Tue) 11:34

 人質3邦人解放さん、どうもです。

>  メフィストと美神は身長も体格もほとんど同じですから、掌の大きさも同じでしょう。

 結晶の大きさについては他にも、アシュタロスが令子か
ら結晶を奪う場面や、宇宙処理装置内部での逆操作の場面、
「奥の手」以降の結晶争奪戦などでも確認できますが、明
らかにアシュ篇では『デッド・ゾーン!!』の時よりも結晶
が肥大化していますね。

>  とすると、エネルギー結晶はメフィストや美神の魂と融合している間に、成長して大きくなっているんでしょうか? しかし、エネルギー結晶は2,3万人分の魂のエネルギーでできていたはず。それが体積で言えば4〜5倍になっていると思われますから、ざっと10万人分の魂に等しいエネルギーを与えなければならないはず。

 まあ、エネルギー結晶そのものが形而上の物ですから、
必ずしもエネルギーの総量と結晶の大きさが比例するとも
限りません。それに結晶なる言葉が科学的な意味での「結
晶」と一致するとも限りません(そもそも、大量の人間の
魂を材料とする以外、厳密にその存在が定義されていない)
ので、魂を糧として結晶が「成長」したとも断じ得ません。

 と云うわけで1つ目の仮説。
 「結晶」が物理的な意味に近い性質を持っているとして、
令子がそれまでに退治した悪霊たちが、令子も意識しない
間に結晶に吸収され、結晶の成長に寄与した、とする場合。
メフィストと令子の間には凡そ 1000 年もの時間の隔たり
がありますから、その間に結晶の大きさを倍する何かあっ
た(例えばちょくちょくアシュの残党たちからシノギを奪
い続けたとか……平安から四五百年後にアシュが再出現し
た可能性があるにも関わらず特に大きな事件は明らかにさ
れておらず、また何故かつい最近までアシュは寝たきり状
態であった点も不思議と謂えば不思議)可能性も含みます。

 もう一つ、結晶が厳密な意味での結晶と少々異なる場合。
 『デッド・ゾーン!!』では何やら釜のような場所に入れ
られている所から、強大な霊的圧力の中で縮んでいた、と
する説です。圧力から解放された事で大きくなったとすれ
ば、手のひらサイズこそが常温常霊圧下での適切な大きさ
となり、追加の魂の補給はもはや不要となります。

 ま、いずれも根拠の薄い仮説ですが、いかがでしょう。


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