椎名作品Q&A 過去ログ

No. 910 皆さんありがとう!

アスタロト大公爵 : 04/06/13(Sun) 18:38

Iholi様,人質3邦人解放様,エンキドウ様,ありがとうございました。

>  ところが! ここで疑問がわきます。「蜴」の字を調べると、読みは「エキ,ヤク」であって、「ドウ」などという読み方はないんです。どういうことか?? と思ってよく調べると …… あったッ、ありました。非常によく似た漢字「蝪」の読みが「トウ,ドウ」なのです。(画面でわかりますか? 「日」の下に横棒が一本多いのです)
>  ということは、「女蜴叉」は誤植であって、本当は「女蝪叉」なんではないでしょうか?
>  もしそうだとすると、「蝪」の訓読みは「つちぐも」です。
>  つちぐも? 魔物の名前で「つちぐも」といえば、思い出すのは能や歌舞伎に登場する、源頼光に退治された、妖怪・土蜘蛛。これは平安時代の物語です。
>  http://funabenkei.daa.jp/noh/tsuchigumo.html
>  さらにさかのぼれば、「古事記」に登場する、古代の天皇勢力に反抗する先住民族「まつろわぬ民」の人々が、やはり土蜘蛛と呼ばれています。
>  まだガキの天龍童子の年齢が700歳なのですから、オバハンであるメドーサの年齢は数千歳はあるでしょう。すると、メドーサは古代ヤマト朝廷のころから反乱している勢力の一人なのでしょうか?

 いやあ、エンキドウさんの考察は素晴らしい! 女蜴叉の“叉”が二股、というような意味であることは、実は私も漠然とは気づいておりました。
 しかし、“蜴”が土蜘蛛を意味するとは! 確かに漢和辞典を見るとその通りです。
 大和朝廷は、「天照大神」という「神」を子孫として始まった政治権力体制ですから、神族と当然繋がりがあるのでしょう。その大和朝廷によって滅ぼされた先住民族が土蜘蛛なら、こりゃ魔族側にされても仕方がありません。
 メドーサって、実はレジスタンスの女闘士なのかも?


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