椎名作品Q&A 過去ログ

No. 725 Re: 魔装術は悪魔と契約したものだけが…?

アスタロト大公爵 : 04/02/09(Mon) 23:34

>  ということは、「魔装術を使っている」→「悪魔と契約している」→「GS資格は取れない」はずですから、陰念も雪之丞も魔装術を使った瞬間にGS協会の規約に違反し、資格を得る権利を失うはずです。
>  ところが、小竜姫もエミも冥子も「雪之丞たちがメドーサの手下である」という証拠を得ようとやっきになっています。そんな証拠が必要なんでしょうか。メドーサの手下である証拠はなくても、「魔装術を使っている → 誰とであれとにかく悪魔と契約している」という証拠ですから、それだけで失格にできるのではないでしょうか。
>  なぜ、GS協会の審判員達は、陰念や雪之丞をすぐに失格にしなかったのでしょうか?

 やっぱり、悪魔と契約するのも(1)どんな悪魔と (2)どのような契約内容で 契約するのか、によって違ってくるのではないでしょうか。

> 一方、悪魔ベリアルは15歳の小笠原エミに対し「悪魔と契約している奴が、GSの資格なんて取れないでキィ!」と言っています。

 これは、(1)自分のような凶悪な悪魔と (2)他人を呪殺する助手に使うという内容で 契約しているような人間にはGS資格は取れない、ということでしょう。悪魔と付き合ったらそれだけでもうダメっ、ということはないと思います。
 たとえば …
 ・唐巣神父はピートを助手として雇っています。吸血鬼と契約しているわけです。しかし、(1)善良な吸血鬼を (2)悪霊を払う業務の助手として 契約しているのだから、別にGS資格を取り上げられたりはしないのです。
 ・美神は春桐魔奈美(ワルキューレ)を助手として雇いました。もし仮に美神が、春桐魔奈美の正体に気がついた後も雇用を続けたとすれば、やはり悪魔と契約していることになるわけです。しかし、(1)神族に協力するような魔族と (2)GS業務の助手(または部屋の掃除係り)として 契約しているのだから、別にGS資格を取り上げられたりはしないのです。
 ・美神は白面金毛九尾の妖狐・「玉藻の前」を助手として雇いました。転生後とはいえ、玉藻の前は立派に悪魔と呼んでもいいと思います。しかし、(1)もはや悪心はほとんど消えた魔族と (2)GS業務の助手として 契約しているのだから、別にGS資格を取り上げられたりはしないのです。

 このように、「悪魔と契約している」だけではGS資格剥奪にはならないのです。(1)人間と敵対したりはしない悪魔と (2)除霊に役立つ能力として魔装術を使う、という条件で 契約しているならば、GS協会も文句は言わないのです。
 ということは、(1)どんな悪魔と契約したか (2)何を目的に魔装術を習ったか。 これが問題になるはずです。魔装術を使っただけでは失格ではなく、その魔装術を授けたのが善良な魔族でなく、竜族危険人物黒便覧(は)の5番! 全国指名手配中、女蜴叉 … であるか否かが問題になるのですよ。


椎名作品Q&A 過去ログ / C-WWW unofficial support page