椎名作品Q&A 過去ログ

No. 170 Re: うみゅう・・・。

ダテ・ザ・キラー : 01/08/26(Sun) 17:56

> 「正」と「負」の感情の具現、という考え方は、「スレイヤーズ」の作者、神坂氏の考え方であり、彼の物語を構築する上で最も基礎的な部分といえる理論でしょう。現に、神や魔さえも超越した存在、L様こと全ての闇の母、ロード・オヴ・ナイトメアという超大者がその代表例としているわけですし。

いや、俺の場合確かに神坂さんにインスパイアされてそうですけど
キリストが神っていう単純な流れだとは思えない、ってのが大きいんですよね。
彼が最高神で別にブッダやアッラーが下に居るんだってのはおかしいですし
(彼らが最高神という霊体に共存してるとかってパターンならありですが)

> 逆にいえば、「美神」の話の中だと、「正」とか「負」の感情が特別強調されて書かれているような部分はありませんし、ですから、彼らが正や負の感情の具現、ということはないと思います。(でも、「正」や「負」の強い念によって呼び寄せられた、ということはあるかもしれません)

そういった考えなので念に呼び寄せられた説なら支持します。
地球で最も布教されてるキリスト教が先にあってあの人格と
名前になったのなら俺にも納得がいきますから。

> 余談なんですが、アシュタロス編に出てきた「宇宙意志」なるものこそ「スレイヤーズ」でいうL様にあたる存在であり、全ての光と闇、そしてその間の存在である人間を生み出したものであると私は考えています。そうなるとアシュタロス編のラストで登場してきたあのお二方は、私の考えではやはり神と魔の最強権力者、という説が濃厚だと思うのですが・・・。(その点ではNOZAさんが前述してくださったように、関西弁の方が「ブッちゃん」「アッちゃん」と呼ばわっていたというあたりが根拠になっています)

思うに、L様は世界の根源となった存在だし単純に他の存在を圧倒する能力を
有していますが、宇宙意思と違い自分から派生した世界への干渉力、影響力は
自然には無いと思います。L様が世界に自由に干渉できていたならそもそも
重破斬や神滅斬なんてありえないでしょうから。つまりL様は世界の根源、
宇宙意思は世界の管理者だと考えています。絶対性は同等ですが
現世を生み出した元始存在と現世の未来を定める調律存在は違うのでは?

> あと、これまた全く個人的な考え方で申し訳ないのですが、アシュタロスの反乱の動機になっている考え方である「この世を1度全て破壊し、新に魔が支配する世界を構築する」というところなんですけど、この考えって「スレイヤーズTRY」のヴァルガーヴの思想と微妙に似通っている部分があるのではないでしょうか?(全ての造物主に対する反逆、という点で)二人とも最後は暴走しちゃいますし。

アニメ版のフォローは半端な人間なんで解りかねますが、俺は逆ガーヴだと
思いました。魂の牢獄からの脱却。永遠に生き続ける宿命の苦しさに気づき、
それをはねのける為に同じく自分という絶対者に抗う者を踏み躙る。
ガーヴが「無に帰る為に生きる」宿命を拒んだやつの逆パターンであると。

> では、また今度です。

次回はいよいよ「VS」執筆ですか?


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